製造工程
リサイクルシステムとトイレットペーパー製造工程
大阪唯一の100%リサイクルの家庭紙製造メーカーとして、平成16年よりリサイクルトイレットペーパーの製造を大阪府泉南市で創業しました。
関西圏から発生する古紙再生による環境負荷の低減をテーマに、最新設備を導入し、資源リサイクルシステムの構築を進めてまいりました。また製造時に発生する廃棄物も自社で再利用する「ゼロエミッション」を実践し、資源の循環を行っています。
今後も、資源循環型社会の実現のため「都市型循環モデル工場」を目指して、地球にやさしいモノ作りに努力を惜しまず、さらに前進していきます。
原料ヤード
ストックヤード
常時、オフィス古紙、牛乳パックを中心に約1,000tの原料を保管しています。機密書類は、即時溶解処理を行うため、一切積み置きしません。
- 牛乳パック
- オフィス古紙
回収原料
破砕機
牛乳パック、ロール紙などの大きな紙を破砕して溶けやすくします。
溶解工程
パルパー（溶解処理釜）
古紙原料、紙パック、機密書類をベルトコンベアに載せ、パルパー（溶解釜）に落とし、温水と薬品を加えて溶解する工程です。機密書類は、事前予約で一切開封せずファイルやバインダーもそのまま処理可能で即時溶解処理を行います。
- 秘密書類
熟成工程
熟成タワー
③工程で仕込み溶解した古紙原料を、この熟成タワーで８～10時間熟成します。これは、次の⑤の工程である異物などの分離・除去をしやすくするために熟成します。
精選工程１
リキッドサイクロン
バインダーの金具やクリップなどの重量異物を分離、除去する工程です。
精選工程２
セパレーター＆スクリーン
ポリエチレンなどの紙にならない異物を取り除き、精選する工程です。
脱墨工程
フローテーション
気泡を発生させ、液体になった古紙パルプからインクを除去する工程です。
抄紙工程
抄紙機（しょうしき）
精選された古紙パルプから紙に巻き上げ、原反に巻き取ります。
加工工程１
リワインダー＆ログカッター
原反から製品の規格の長さのログに巻き返す工程。この段階でミシン目やエンボス加工を施し、カッターで切断します。
加工工程２
クラフトケーサー＆オートケーサー
トイレットロールの幅に輪切り加工をし、各形態に包装し、クラフトケース、段ボールケースに入れ封緘する工程です。
製品保管
ロボットパレタイザー
各包装ラインよりベルトコンベアーで直結され、全自動ロボットパレタイザーで積み上げていく工程。
燃料
リサイクル燃料
古紙から分離されたペーパースラッジ、廃プラスチックはリサイクル燃料へわります。※ボイラーで焼却し、「蒸気と熱」は工場で利用します。
排水処理
排水処理施設
製造に使用した水は、排水処理施設で洗浄され、一定基準（安全基準をクリアした基準）を満たした後に放流します。
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